デジタルマーケターってどんな仕事するんだろ
必要なスキルって何?実際稼げるのかな

こんな疑問にこたえます。
●本記事の内容
・デジタルマーケターの仕事内容を解説
・デジタルマーケターに必要なスキルが分かる
・デジタルマーケターの年収が分かる
この記事を書いている私は、事業会社などでデジタルマーケティング10年以上の経験があります。
近年はデジタルマーケターの人材不足で、キャリアアップやキャリアチェンジを考えている方もいるようです。
この記事では、「デジタルマーケターの仕事内容や必要なスキル、年収+転職の方法」について解説します。
デジタルマーケターの仕事とは

デジタルマーケターとは、Webに限定しない「オンライン全般のマーケティング」を行う人のことを指します。
たとえば、WebサイトやランディングページなどのWeb施策以外にも、アプリやSNS、メールや動画などのオンライン接点を持つネットサービス全般をマーケティングするのが仕事です。
一言でいえば、ユーザーがオンライン上にアクセスする場所でマーケティング活動をすることがデジタルマーケターの仕事ということです。
そのためデジタルマーケターにはWebに留まらずネット全体における幅広い知識や経験が必要になってきます。
詳しくは「デジタルマーケティングとは?基礎と手法」で解説しています。
デジタルマーケターに必要なスキル
ここからは、デジタルマーケターに必要なスキルについて解説します。
デジタルマーケターに必要なスキル
・好奇心
・コミュニケーション力
・企画推進力
・情報収集力
これについて解説していきましょう。
好奇心
まず一番重要なのは「好奇心」です。
デジタルマーケターはオンライン上での施策がメインになるため、様々なことに興味を持ち、常にアンテナを張る必要があります。
市場にあるWebサービスやアプリ、SNS、動画などの流行をみて、「なぜ人気なのか」「有効的に使う方法はあるか」といった消費者とは別の視点で捉えることが大切です。
そしてそれらのサービスが、誰に、どこで、どのように使われているのか理解しようと自分でサービスを使ってみたり、利用者に意見を聞いてみるなど、好奇心を行動に移せるエンジンを積んでいる必要があります。
コミュニケーション力
デジタルマーケターに必要とされるスキル2つ目は「コミュニケーション力」です。
モノやサービスを売る際は、営業部やカスタマーセンターとの連携が必要になることも多いため、各関係者から「協力を得る」ための社内コミュニケーション力が求められます。
また広告代理店やコンサル会社では、クライアントの予算や希望に合わせ最適なマーケティング提案をする必要があるため、営業と交渉力を備えたコミュニケーション力が求められます。
企画推進力
デジタルマーケターに必要なスキルの3つ目は、「企画推進力」です。
デジタルマーケティングをするうえで重要なことは、決めたことを行動に移すことです。
企画に時間をかけすぎれば、変化の激しい市場や顧客のニーズに合わせることができなくなってしまいます。
たとえ答えのないものでも、仮説に基づき推進していく必要があるため、「考えたらすぐ実行に移す行動力」と仲間を巻き込み推進していく力が重要となります。
情報収集力
デジタルマーケターに必要なスキル4つ目は、「情報収集力」です。
デジタル化が進む社会では市場やテクノロジーが早いスピードで進化しており、それに伴って情報もどんどんアップデートされていきます。
市場にあふれる情報を取捨選択し、集約した情報から意思決定に必要なものを選び出すためのスキル、自らの考え方をアップデートしていくスキルが求められます。
デジタルマーケターの年収
続いて、デジタルマーケターの年収について解説します。
年収相場は約400万~1000万円
転職市場でのデジタルマーケターの年収相場はおよそ400万~1000万です。
デジタルマーケターは、事業会社や広告代理店、コンサルティング会社など幅広い分野では求められていて、1000万円という大台も狙うことが可能です。
年収の差は業界やスキルに関係している
年収について詳しく解説すると、事業会社が400万~800万くらい、広告代理店やコンサルティング業界であれば600万~1000万くらいです。
これには業界の利益構造が大きく関係するので、選ぶ業界によって年収は決まると覚えておきましょう。
そして、その業界内で高年収を得るには、それに見合うスキルや経験値を持つ必要があります。
デジタルマーケターは資格が必要?
デジタルマーケターになるには、資格が必要と考える人もいるかもしれませんが、デジタルマーケティングという資格そのものは存在しません。
ただしデジタルマーケティングの強みになる資格として、ウェブ解析などデジタルマーケティングに役立つ資格はあります。
資格についてはこちらの記事で解説しています。
デジタルマーケターは未経験から始められるの?
デジタルマーケターは未経験から始めることができます。しかしデジタルマーケター未経験者を採用する企業は極めて少ないです。
なぜなら未経験者の採用に時間をかけるくらいなら経験者の採用に時間をかけたほうが良いからです。
もし募集している企業があるならば、いきなりデジタルマーケティングの仕事ができる可能性は極めて低く、たいていの場合、Webマーケティングの広告運用やテレアポ営業になることでしょう。
特に20代であればまだ未経験でも転職の可能性はありますが、30代・40代で未経験となると転職できる求人は少なくなります。
デジタルマーケターへ転職する方法

デジタルマーケターはこの先、転職市場では需要が高まるので、転職活動で有利になります。
おすすめは転職エージェントの活用
デジタルマーケターとして転職するには「転職エージェント」の活用がおすすめです。
大手転職サイトでの検索も良いのですが、求人掲載がデジタルマーケティングに特化していないため探すのが大変です。
私自身、転職サイトで探すのに苦労し、転職エージェントをかなり活用しました。
そのため、IT・Web業界に強い転職エージェントから非公開求人を紹介してもらうほうが効率的です。
まとめ:デジタルマーケティングはこれから伸びていく職種
デジタルマーケターは、デジタル化が進む現代ではますます需要が高まる人材です。
Webに特化したWebマーケターでは、キャリアに限界が来てしまいますので、すべてのWebマーケターはデジタルマーケターを目指すべきです。
一方でデジタルマーケターを適正に評価できない企業も多く報酬がマッチしないケースも多いです。
そのため転職エージェントを介して、適正な評価を得て着実なキャリアアップを目指すのがおすすめです。