WebマーケターとWebディレクターの違いとは?

  • 2023年8月6日

WebマーケターとWebディレクターの違いを説明できる方は案外少ないものです。

ディレクターはどんな仕事をするのか?どんなスキルや資格が必要なのか?

一見、同じように聞こえるWebマーケターとWebディレクターですが、両者には明確な違いがあります。

この違いについて解説していきましょう。

WebマーケターとWebディレクターの違いとは

WebマーケターとWebディレクターの違いを表で示すと下記の通りです。

職種職務主な仕事内容
Webマーケター(デジタルマーケター)オンライン上での商品やサービスの
マーケティングを中心に行う人のこと
・有料広告キャンペーンの管理
・コンテンツ開発、制作
・バナーや宣伝メッセージのデザイン、商品やサービスのビジュアル作成など
Webディレクターウェブサイトやオンライン環境の開発と運営を監督し、デジタル専門家のチームを指導・統率しながら
サイトの運営・管理に注力する人のこと
・記事の構成作成
・ユーザー体験の向上、改善
・データ分析
・Webサイトの改修

それぞれ具体的に見ていきましょう。

Webマーケターの仕事とは

ウェブマーケターは、オンライン広告キャンペーンの企画、実施、追跡、最適化などを主に担当します。

トレンドに先んじ、変化する市場や顧客のニーズを理解する必要があります。

また、デジタルメディア、最適化、分析に関する経験も必要です。また、コーディングやページデザインに使用される言語に関する知識も必要です。

Webディレクターの仕事とは

ウェブディレクターは、ウェブサイトやオンライン環境の戦略、運用、管理に焦点を当てます。

この人材には、Webアーキテクチャやテクノロジーに関する深い理解だけでなく、SEOやWebサイトのパフォーマンスを監視するための分析に関する経験も必要です。

また、チームを育成・指導し、Webサイトの開発を計画・実行する能力も必要です。

また、効果的な構成、ユーザー体験、全体的な機能を確保するために、データを分析し、Webサイトを変更する能力も必要です。

WebマーケターとWebディレクターの共通点

Webマーケティング担当者とWebディレクターには、マーケティングキャンペーンの立案やWebサイトやオンライン環境の最適化のために、データ全体の傾向を調査・分析し、報告する能力が求められます。

また、WebマーケティングやWebデザインの最新動向を常に把握する必要があります。

つまり、クリエイティブで既成概念にとらわれず、常に変化し続けるWeb開発やマーケティングに適応する能力が求められるのです。

また、Webサイトを可能な限りスムーズに運営するために、クライアントやパートナー、同僚と効果的にコミュニケーションを取る能力も必要です。

Webマーケターになるには?

Webマーケターになるためには、Webマーケティングの戦略、SEOやSEM(広告)などの知識を持つことが重要です。

バナーやLPなどのクリエイティブ制作、商品やサービスの魅力を伝えるためのメッセージ作成など広告宣伝に必要なスキルが必要です。

売れている商品やサービスにはどういった広告が使われているか、どこでどのような宣伝がされているのかなど幅広いリサーチと分析力が求められます。

Webディレクターになるには?

Webディレクターになるためには、最新の技術やWebマーケティング戦略、SEOなどの知識を持つことが重要です。

また、HTMLやCSSなど、Webデザイン・開発に用いられるコーディング言語への理解も重要です。

Web開発、グラフィックデザイン、コンピュータサイエンス、またはWeb制作のいずれかのスキルや資格を取得することが求められます。

まとめ:自分の適職を見極めよう

WebマーケターとWebディレクターに明確な違いがあることは理解できたかと思います。

商品の魅力を伝えて売上アップを狙うマーケターと、ユーザー体験向上を目的にWebサイトを構築改善するディレクターとでは仕事内容が異なります。

キャリアアップする場合、自分に合った仕事(適職)を見極め、どっちの道に進むかを考えていく必要があります。

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