【一覧表まとめ】ネット広告の種類と費用の相場

  • 2022年10月10日

ネット広告ってどんな種類がある?
それぞれどのくらいお金かかるの?
費用の目安はある?

こんな疑問に答えます。

●本記事の内容
・Webマーケティングで行うネット広告の種類が分かる
・広告の費用目安、特徴が分かる

私は10年以上Web業界におり、広告運用や制作などの経験があります。

この記事では、「ネット広告の種類と費用」について解説します。

Web担当者としてネット広告を始めることになった人も、ネット広告に興味ある人も是非読んでみてください。

【一覧表】ネット広告の種類と費用の相場

まずはネット広告の種類と費用の相場についてまとめます。

Webマーケティングの施策として行われるネット広告の種類は9つあります。

その9つの種類と費用を一覧にまとめると次のようになります。

Noネット広告の種類内容費用課金形態
1リスティング広告グーグル、ヤフーなどの検索エンジンに
対して検索用語に連動して出す広告
10円~数千円クリック
2ディスプレイ広告関連するWebサイトなどに出る広告10円~数百円クリック
3リターゲティング広告自社サイトに訪問したユーザーに出す広告10円~数百円クリック
4SNS広告Facebook,twitterといったSNSに出す広告10円~数百円クリック
5アフィリエイト広告ブログなどに掲載される成果報酬型の広告100円~数万円成果あたり
6動画広告YouTubeなどの動画サイトに出す広告10円~数百円再生あたり
7記事広告サイト内の記事のように自然な形で出す広告20万円~100万円PVあたり
8メール広告メルマガの本文などに出す広告5円~数十円1通あたり
9純広告特定のWebサイト広告枠に掲載する広告10万円~数千万円期間あたり

種類には広告の名前が入っており、費用は下限から上限までの金額が入っています。

課金形態については、クリック1回につき費用が発生するクリック課金や、成果に応じて費用が発生する成果課金、再生数、PV数によって発生するもの、1通単位のもの、期間単位のものなどがあります。

ネット広告を活用する際は、これらの広告をうまく使い分けて成果を出していく必要があります。

では広告の種類について、さらに詳しく解説していきましょう。

ネット広告の種類と特徴

続いて、ネット広告の詳しい内容と特徴を解説していきます。

Webマーケティングをやるうえで重要なものばかりですので、参考にしてもらえたらと思います。

①リスティング広告

Web担当者が実施するネット広告の代表格なのが「リスティング広告」です。

リスティング広告とは、グーグル、ヤフーなどの検索エンジンの検索されたキーワードに連動して出される広告のことです。

図のように検索画面の上部に表示されています。

Web広告①リスティング広告

<リスティング広告の特徴、費用のまとめ>
・リスティング広告は「検索連動型広告」とも呼ばれる
・興味関心の高いユーザーへ広告を出せる
・短期間で成果を出せる
・広告費用はクリックあたり10円~数千円

<運用の注意点>
・クリックだけされて広告費がかさむ可能性あり
・短期とはいえ、3か月程度の運用が必要
・成果を出すためにはLPや特別なページとの組み合わせが必要

②ディスプレイ広告

次に紹介するのは「ディスプレイ広告」です。

ディスプレイ広告は、関連するWebサイトなどに画像や動画、テキストで出す広告のことです。

図のようにサイトのあらゆる場所に表示されます。

Web広告②ディスプレイ広告

広告費用はクリックあたり10円~数百円と低額で、広く認知を取る方法として用いられることが多いです。

<ディスプレイ広告の特徴、費用のまとめ>
・ディスプレイ広告は「コンテンツ連動型広告」とも呼ばれる
・多くのユーザーへ広告を表示でき、認知に使われる
・広告費用はクリックあたり10円~数百円と低額

<運用の注意点>
・数種類のバナーやテキストなどの広告素材が必要
・成果を出すためにはLPや特別なページとの組み合わせが必要
・表示される場所はコントロールできない

③リターゲティング広告

リターゲティング広告」は、自分たちのWebサイトに訪れたことがあるユーザーに、再度アプローチする広告のことです。

自社のサービスや関心があるユーザーにだけ広告を出すことができるため、購入につながりやすい傾向があります。

Web広告③リターゲティング広告

<リターゲティング広告の特徴、費用のまとめ>
・リマーケティング広告とも呼ばれる
・来訪したユーザーに対して何度もアプローチできる
・継続的に認知活動ができ購買につながる
・ターゲットを絞って広告を表示するため少額
・広告費用はクリックあたり10円~数百円と低額

<運用の注意点>
・何度も表示されるので嫌われる可能性あり
・クリックした先のページを数パターン用意しておく必要がある

④SNS広告

SNS広告」は、ソーシャルメディアを活用したネット広告です。

FacebookやInstagram、twitterなどのSNSで広告を表示させることができます。

最近だと、LinkedinやEightなど様々なソーシャルメディアで広告が掲載できるようにもなっています。

Web広告④SNS広告

<SNS広告の特徴、費用のまとめ>
・どのSNSで表示するかでユーザーを絞り込める
・性別や年齢、地域など細かく設定できる
・広告費用はクリックあたり10円~数百円と低額

<運用の注意点>
・タイムライン上の投稿と混ざり気づかれない
・広告をうざいと感じるユーザーもいる

⑤アフィリエイト広告

アフィリエイト広告」は、第三者に商品を紹介してもらう広告です。

第三者が紹介し、それに対価を支払うことで成り立っています。

YOUTUBEやTikTokなどでインフルエンサーが商品やサービスを紹介したり、ブロガーが自分のブログで紹介するというのが主流です。

Web広告⑤アフィリエイト広告

<アフィリエイト広告の特徴、費用のまとめ>
・問い合わせや購入が発生したときだけ広告費が発生する
・コスト管理がしやすい
・第三者によって様々な切り口で紹介してもらえる
・広告費用は100円~数万円

<運用の注意点>
・第三者がどんな紹介をするか制御できない
・悪質なアフィリエイターもいる

⑥動画広告

動画広告」は、YOUTUBEなどの動画メディアに出てくる広告です。

動画メディアのタイムライン、動画を見る始めと中間などに差し込まれる広告のことです。

Web広告⑥動画広告

動画広告は、テキストや画像などの広告と比べて多くの情報を伝えることができる広告です

YouTubeを見ているユーザーは多いので認知を取ることができますが、何度も流すことでしつこいと思われてしまうことがあるので運用には注意が必要です。

<動画広告の特徴、費用のまとめ>
・多くの情報を直感的に伝えられる
・音や声、イメージまでも伝えられる
・多くのユーザーにアプローチできる
・広告費用はクリックあたり10円~数千円

<運用の注意点>
・強制的に見せられるため、うざいと感じる
・動画を見慣れているユーザーが多くクリエイティブに時間をかける必要がある

⑦記事広告

記事広告」は、Webメディアの記事のように自然な形で掲載されている広告です。

記事ランキングやおすすめ記事の中にプロモーション用の記事として混ざっていることが多いです。

Web広告⑦記事広告

<記事広告の特徴、費用のまとめ>
・一般的な記事に見えるので広告色が出ない
・自然な形でアプローチできる
・広告費用は20万円~100万円程度かかる

<運用の注意点>
・記事の企画から制作まで時間がかかる
・トレンドを意識した内容でないとクリックされない
・掲載メディアの選定を間違えると成果が出ない
・投資対効果が判定しにくい

⑧メール広告

メール広告」は、電子メールを活用した広告です。

会員のいるサービス提供者が発行する「会員向けのメルマガ」に広告文を入れるなどの手法です。

メール広告の費用は、1通あたりの単価で決められていることが多いです。

<メール広告の特徴、費用のまとめ>
・ユーザーへ確実に届けられる
・一斉配信で短期間でアプローチできる
・広告費用は1通あたり5円~数十円

<運用の注意点>
・メールのURLを警戒してクリックされない
・送る頻度や回数、内容などで成果が左右される

⑨純広告

純広告」は、Webサイトにある広告の枠や面を買い取って掲載する広告です。

TVCMのWeb版と考えると分かりやすいかもしれません。

Web広告⑨純広告

<純広告の特徴、費用のまとめ>
・特定の枠に一定期間広告を出し続けられる
・他社に邪魔されずに独占できる
・広告費用は10万円~数千万円

<運用の注意点>
・他の広告メニューとセットになることもあり費用が高くなる
・期間や表示回数といった条件によって費用が変わる

ネット広告の運用はどうやるのがいい?

ネット広告の運用を行うには、2つの方法があります。

自分で運用するか、誰かに運用をお願いするかです。

では運用の仕方とメリット、デメリットについて解説します。

自分で運用する

広告運用のアカウントは誰でもつくることができるので、自分で運用することは可能です。

なお自分で運用することができるネット広告は次の通り。
・リスティング広告
・ディスプレイ広告
・リターゲティング広告
・SNS広告
・動画広告

管理画面も難しくないので、広告をセットすれば始めることができます。

広告予算が5万円以下など、少額でやるのであれば自分でやってみて経験を積むというのもありです。

しかし誤って設定してしまうと大金を失う可能性もありますので注意が必要です。

広告代理店にお願いする

自分でやるには不安がある方は、広告代理店にお願いしてみましょう。

ネット専業の広告代理店であれば20万円くらいの予算からでも相談に乗ってくれます。

大手の場合は100万円以上でないと相談にすら乗ってくれないケースもあるのでうまく使いわけしていくと良いでしょう。

また最近では、クラウドワークスやランサーズ、ココナラでも広告の運用をしてくれるフリーランスもいるので、そういったところで安く発注してみても良いかもしれません。

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