転職面接ってどんな質問されるのかな。
面接で失敗したくないけどどんな準備したらいいのかな。
逆質問って何を聞けばいいのかな。
こんな悩みにこたえます。
●本記事の内容
・転職面接で失敗しないための考え方を解説
・転職面接でかならず聞かれる質問がわかる
・逆質問の仕方がわかる
この記事を書いているぼくは、人事担当者として3000人以上の面接したことがあり、4回の転職経験があります。
転職面接は事前準備がすべてです。
この記事では「転職面接で絶対質問されるポイント+面接対策」をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
面接で失敗する理由は準備不足
転職面接で失敗してしまう理由は、準備不足です。
行き当たりばったりで面接に挑んで成功することはありません。
では事前準備とは具体的に何をすれば良いのか解説します。
結論からいうと、事前準備とは自己分析と企業分析の2つです。
・自己分析 → 自分の強みとやりたいことを具体化する
・企業分析 → 応募先のビジネスや仕事内容を調べる
これらの準備をすることで、転職面接で失敗する確率をグッと減らすことができます。
自己分析=自分の強み&やりたいことの具体化
事前準備で必要なこと1つ目の「自己分析」について解説します。
自己分析でやるべきことは、自分の強みとやりたいことの具体化です。
これは、面接官の立場になって考えてみると理由が分かります。
面接官が見ているのは次の5点です。
①なぜ転職するのか
②なぜ応募したのか
③あなたの強みがどんな成果を生み出すのか
④将来何をしたいのか、どうなりたいか
⑤企業の目指す方向とあっているか
面接官は、あなたの考え方と行動の一貫性(強み)、それによって成果がだせる人なのか(やりたいこと)を見ています。
なので、ここの対策をすれば失敗確率を減らすことができるのです。
じゃあ具体的に自己分析ってどうやるの?という人に方法を教えます。
✓強みの見つけ方
自己分析で、自分の強みとやりたいことを具体化する方法を紹介します。
まずは強みを書きだしましょう。
強みとは、「やっていて苦に感じないこと」です。
たとえば、人と人をつなぐのが好き、チームをつくるのが得意、自分を売り込むのが苦にならないなど。
つまり、他人にとっては難しくて苦に感じることが、自分ではそう思わないということが強みになります。
強みは自分で探すのは難しいので、できれば友人や知人に自分の強みを聞いてみるのが早いです。
✓やりたいことの見つけ方
次にやりたいことを書きだします。
やりたいこととは、「ありたいこと」です。
これは強みとセットで考えていくのがおすすめで、
・人に教えることが好きなので、その仕事で稼げるようになりたい、稼げるひとを増やしたい
・いまは企業の商品を売って成果をだしているが、いずれは自分で商品をつくって成果をあげたい
といった形で具体化していくと良いです。
企業分析=応募先のビジネスや仕事内容を調べる
事前準備で必要なこと2つ目の「企業分析」について解説します。
企業分析で行うのは応募先の「ビジネスモデル」と「仕事内容」です。
ビジネスモデルとは、その企業がどこに価値を提供して、どこから売上を上げるのか、どこに費用がかかっているのかという点。
そしてそのビジネスにたいして、どんな仕事が求められているのか、求人票にある仕事内容を調べます。
この2点を調べれば、なぜその会社がその職種の採用をしているのかが見えてきます。
会社のホームページや求人情報、SNSなど調べられることはたくさんありますので、自分がその会社でどんな貢献ができるのか、なぜその仕事を選んだのかを整理しておくと良いでしょう。
転職面接で必ず聞かれる質問
ではここから、面接で必ず聞かれるについて解説していきます。
面接官が重視するのは「価値観」と「再現性」
転職面接において面接官がもっとも重視してみていることは、「価値観」と「再現性」です。
「価値観」はあなたの意思決定や行動の原点となるものであり、判断軸や考え方を知る要素となります。
もうひとつは「再現性」です。
再現性とは、環境を変えてもこれまでと同じような成果を出せるかということであり、即戦力になり得るかを知る要素となります。
面接官は、「活躍できる人材なのか、採用するメリットがあるか」を短い時間の中で見極めています。
面接官には報告義務というものがあり、面接で合格を出す際、「多くの応募者の中から何故あなたを選んだのか」という説明を社内にしなければなりません。
そのため、自分の伝えたいことではなく、相手の聞きたいことを短時間かつ的確に答えるようにしなければなりません。
一般的な面接の流れと面接官が見ているポイント
中途採用の転職面接は一般的に以下のような流れで行われます。
そして、面接のプロセスごとに面接官が見ている点は違います。
まとめてみたので参考にしてみてください。
面接の流れ | 面接官が見ていること |
---|---|
自己紹介・自己PR | あなたの強み、弱み |
現在の仕事、職務経歴の具体的な質問 | 価値観、再現性 |
退職理由、離職理由、志望動機 | 価値観、自分のやりたいこと |
仕事に対する価値観、感性 | 入社後の活躍イメージ、相性 |
逆質問 | 視座と視野の広さ、自社への関心度 |
面接のお礼、退室 | 人間性、品格やマナー |
面接官が何を見ているかを理解することができれば、緊張や不安で頭が真っ白にならずに、面接での失敗を極力へらすことができます。
そのため、事前準備がとても重要なのです。
自分の価値観を知る方法
「価値観」は、あなたが何か決めたり行動の原点となるもの。
自分の価値観が分からないという人は、3つの質問を自分にしてみましょう。
3つの質問とは、
・過去に関する質問
・現在に関する質問
・未来に関する質問
具体的に解説します。
過去、現在、未来に関して自分に問いかける
では具体的な質問例をあげてみます。
紙とペンを用意して質問と答えを書いてみるのをおすすめします。
①過去に関する質問例
・なぜ現職の会社を選んだか。
・仕事で成果をあげたことは何か。
・苦労したこと、乗り越えた経験は何か。
②現在に関する質問例
・なぜいま転職活動をしているのか。
・仕事で一番大事にしていることは何か。
・何をしているときが一番楽しいか。
③未来に関する質問例
・転職によってどんな未来にしたいか。
・1~3年先に得たい事は何か。
・なりたい姿、将来の夢は何か。
こういった質問にたいして「他者への貢献」「挑戦」「自己成長」といった答えになっていくと思います。
それがあなたの価値観です。
価値観は、年齢や経験を重ねても変わることがないと言われています。
価値観をしっかり理解しておけば、どんな質問であっても転職面接で頭が真っ白になってしまうなどの失敗することを減らせます。
それでも面接で不合格になった場合は、会社の社風や理念と価値観がマッチングしなかったということなので素直に諦めましょう。
逆質問の仕方や方法
面接の後半に、「最後に何か質問はありますか?」という逆質問されることがあります。
この逆質問で面接官が見たいのは、あなたの視座の高さ、視野の広さ、自社への関心度です。
面接官はこの「逆質問」であなたがどんな質問をするのか注目しています。
そのため、ホームページにある情報や自分に利益のある情報ではなく、面接でないと聞けない質問をするのが望ましいです。
NGの質問は、報酬や残業時間、福利厚生などを聞くのは自分のことしか考えてないと思われてしまうため、印象が悪くなります。
おすすめの質問は、面接官自身のこと、事業内容や仕事内容、ホームページに記載されていないことです。
これらは主体的に情報を取りに来ているという好印象を面接官に与えます。
しかし逆質問をするには企業分析が欠かせないため、転職面接の前にはしっかりと事前準備をしておくことが重要になります。
転職面接で内定獲得率を上げる方法
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転職面接で思うように内定を獲得できないと悩んでいる方は、転職エージェントに登録して相談してみましょう。
ぼくがWEBマーケターとして転職した際も、転職エージェントを2回利用してキャリアアップに成功しているのでオススメです。