【保存版】Webマーケターとは?仕事内容やスキル、年収を解説

  • 2023年1月29日

Webマーケターってどんな仕事するの?
必要なスキルは?未経験からでもなれるの?
本当に稼げる?

こんな疑問にこたえます。

●本記事の内容
・Webマーケターの仕事内容が分かる
・Webマーケターに必要なスキルが分かる
・Webマーケターの年収が分かる

私は、SEOや広告などのWebマーケティングを10年以上経験し、マーケターの人材紹介も行っています。

この記事では、「Webマーケターの仕事内容や必要なスキル、年収」について解説していきます。

Webマーケターは「Webを活用して売上げを伸ばす」のが仕事

Webマーケティングを行うWebマーケターは、「Webを活用して売上を伸ばす」のが仕事です。

現代では多くの商品やサービスがWeb上で流通し、売買もネット上で完結できます。

そのためWebを活用して顧客を呼び込み、売上を伸ばすことが重要です。

そのカギを握っているのがWebマーケティングができる「Webマーケター」です。

では実際に、Webマーケターがどんな仕事をして売上を伸ばすのかを見ていきましょう。

Webサイトを活用して売上を伸ばす

Webマーケターは、Webサイトを主軸にした施策を行うことで売上を伸ばしていきます。

具体的な施策としては、検索エンジンの上位に表示させるために行うSEO対策やネット広告などの集客であったり、購買意欲が冷めないような誘導や入力フォームの作成です。

こうしたWeb上の施策を行うことがWebマーケターの仕事です。

Webマーケターが行う施策は3つ

Webマーケターが行う施策は、大きく分けて3つに分類されます。

①Webサイトに顧客を呼び込むための「集客施策」
②商品サービスを買ってもらうための「接客施策」
③継続してもらうための「リピート施策」

このような仕事を通して、会社に利益をもたらすのがWebマーケターのミッションであり役割です。

1つずつ解説していきましょう。

①Webサイトに顧客を呼び込むための「集客施策」

まずWebマーケターとして最も重要な仕事は「集客」です。

どんなに良い商品サービスも、その存在を知らなければ売れることはありません。

そのため自社の商品やサービスを知ってもらうためにWebマーケターは「集客施策」を行います。

なかでもWebサイトを主軸にした施策として有名なのが、SEO対策やネット広告でしょう。

SEO対策は、グーグルやヤフーといった検索サイトの上位を狙うために行う施策ですし、ネット広告は「リスティング広告」「ディスプレイ広告」「動画広告」といったものが施策となります。

その他、TwitterやFacebook、インスタグラムといったSNS活用も集客施策の1つです。

②商品サービスを買ってもらうための「接客施策」

集客を行ったあとは、モノやサービスを実際に買ってもらう必要があります。

ユーザーに買ってもらうためには、
・商品の魅力を伝える
・買いたいと思うストーリーをつくる
・買いたいと思ったユーザーをスムーズに誘導する

といった要素がWebサイト上で必要となります。

商品を買いたいと思ってもらうには、魅力が伝わるような「セールスライティング」や、その商品がより良く見える写真などを工夫する必要があります。

またユーザーをスムーズに誘導するために、購入ボタンを分かりやすい位置に置くことや、入力フォームをカンタンにするなどの工夫も必要です。

③継続してもらうための「リピート施策」

商品やサービスを利用してくれた顧客が継続してもらえるように、リピート施策を行う必要があります。

リピート施策はCRMとも呼ばれ、メールマーケティングや電話、DMなどを活用して顧客へ継続的にアプローチをします。

他にもマイページを用意し、ユーザーごとに最適なオファーを出してリピーターを育成したり、おすすめ商品を提示してアップセルやクロスセルを行っていきます。

その他:Webサイトを魅力的にするための「改善施策」

売れる仕組みをつくるためには日々の改善活動が重要です。

Webは市場変化が速く、ユーザーもどんどん新しいものを取り入れて考え方が進化していくので、Webサイトを放置するとあっという間に使われなくなります。

そのためには、ユーザーの購買行動をもとにWebサイトを改修して、使いやすさや見やすさに磨きをかけていく必要があります。

そのためWebサイトをリニューアルしたり、分析ツールを導入したり、使いやすいアプリを開発したりと様々な取り組みを行うことが必要となります。

Webマーケターに必要なスキル

次にWebマーケターとして必要なスキルについて解説します。

WEBマーケターに必要なスキルは次の4つです。
・顧客理解力
・コミュニケーション力
・実行力
・仮説思考力

具体的に解説していきましょう。

顧客理解力=顔の見えない人の気持ちを理解する力

Webマーケターに必須とされるスキルは「顧客理解力」です。

Webマーケティングではユーザーの心理や行動を理解する必要がありますが、Web上の顧客の顔は見えません。

そのため顧客になったつもりで、「顧客だったら何を求めるか」「顧客が解決したい課題は何か」を発想する力が必要となります。

Webマーケターは、自分だったら自社のサービスを使うのか、使わないとしたら何が不足しているのかなど、ユーザーの視点に立って物事を考える力が求められるのです。

コミュニケーション力=実務を推進する力

Webマーケターに必要とされるスキル2つ目は「コミュニケーション力」です。

たとえば事業会社であれば、Webマーケティングをする際に開発チームやシステムチームなどが必要です。

それ以外にも、顧客理解を深めるため直接インタビューなども行います。

こうした「社内メンバーや取引先との対話」「顧客との対話」など様々なパートナーの協力を得るためにコミュニケーション力はとても重要です。

実行力=自ら立案した企画を実行する力

必要なスキルの3つ目は、「実行力」です。

Webマーケターは、日々変化する市場や顧客ニーズに合わせて集客やプロモーションの企画を立てたり、リピーター向けの企画を考えていく必要があります。

せっかく企画を立てても、上司の承認を得ることができなかったり、他の部門を説得できなかったりと企画が進まないこともあります。

Webマーケターはこれらの壁を乗り越え、自らの力で推し進めるための強い実行力が必要となります。

仮説思考力=失敗と成功の要因を考える力

必要なスキル4つ目は、「仮説思考力」です。

Webマーケターには、綿密な計画よりも起きている事実を正しくとらえて仮説を出してすばやく実行する高速PDCAが必要です。

この高速PDCAを回すために必要なのが「仮説思考力」です。


一見すると行動力が必要と思われますが、行動だけで成果が出せる世界ではありません。

Webマーケティングで行う施策には成功と失敗が必ずあります。


なぜ成功したのか、なぜ失敗したのかを振り返り、そこから仮説を洗い出し次に活かさなければ成果を上げることはできません。

そのため、成功と失敗の原因を正しく理解する力と、そこから考えられる仮説を洗い出し次のアクションに活かす力が求められます。

Webマーケターの年収とは

続いてWebマーケターの年収について解説します。

Webマーケティングの職種は需要があるため、スキルや経験値によって転職市場で高待遇な条件や高年収になることもあります。

Webマーケターの年収相場は約300万~800万円

転職市場でのWebマーケターの年収相場はおよそ300~800万円です

Web上の集客ができるという点ではどの業界でもWebマーケターは求められており、仕事がなくなることはなく安定した職種と言えます。

ではなぜ年収にこれだけの開きがあるのでしょうか。

その理由は、業界によって利益構造が違うためです。

選ぶ業界によって年収が決まる

Webマーケティングの求人を調査して年収相場を見てみると、事業会社が300~600万円くらい、広告代理店やコンサルティング業界であれば500~800万円くらいです。

つまり業界によって年収が決まってしまうのです。

そのため自分の年収が低いと感じてる人は、そもそも業界的に年収が低いケースがあるので転職活動をしてみると良いでしょう。

高年収を得たいならマネジメントスキルは必須

Webマーケティングで高年収を得るのであれば、マネジャーや責任者としてメンバーやパートナーを動かし成果を上げる役職に就くことが必須です。

指示に基づいて業務を行うプレイヤーは年収500万円くらいが限界で、リーダーとしてマネジメントする側になると年収650万円くらい、さらに責任者として事業PLを持つようになって年収800万円といったところが目安です。

Webマーケティングを勉強するための3つの方法

Webマーケティングを勉強するためには3つの方法があります。

・資格を取る
・本を読む
・スクールに通う

具体的に解説します。

Webマーケティングの資格を取る

Webマーケティングの勉強には資格がおすすめです。

資格は特定の分野を深く学ぶことができますし、何より網羅的に学べることができるのが魅力です。

独学だと知識や情報がマチマチになってしまいますが、資格は一貫性があるため、知識のモレがなくなります。

資格の種類や取得方法については「おすすめのWebマーケティング資格の記事」をどうぞ。

Webマーケティングの本を読む

Webマーケティングの勉強には「本」もおすすめです。

本は体系的に学ぶことができますし、通勤時間やお風呂などスキマ時間で学習することができます。

参考記事:SEOの勉強に役立つおススメの本(厳選)

Webマーケティングスクールに通う

Webマーケティングを勉強するにはスクールもおすすめです。

短期間でガッツリ学ぶも良し、ゆっくり自分のぺースで学ぶも良しです。

無料相談会もあるので見学に行くのも良いでしょう。

私がおすすめするマーケティングスクールを紹介しています。

まとめ

マーケターは、デジタル化が進むことでますます必要とされていく職種です。

すでに需要に対して人材が不足しているため、未経験でもキャリアを積めるチャンスがあります。

未経験からでもWebマーケターになることは可能ですので目指してみても良いでしょう。

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