マーケターの年収ってどのくらい?
転職しやすいってホント?

こんな疑問にこたえます。
●本記事の内容
・マーケター転職のしやすさを解説
・マーケターの年収目安が分かる
私はデジタルマーケターとして10年以上経験を積み、マーケターを採用していた経験もあります。
この記事では、「マーケターの転職のしやすさと年収相場について」解説していきます。
転職を考えている人は是非読んでみてください。
マーケターは転職しやすい
まず結論として、マーケターは転職しやすい傾向にあります。
ちなみにマーケターとは、Webに特化した「Webマーケター」と、デジタル全般を扱う「デジタルマーケター」どちらも含みます。
Webマーケターやデジタルマーケターは、2020年以降とても需要が伸びており転職しやすい職種のひとつとなっています。
なぜ転職しやすいのか解説していきましょう。
求人数の伸び率は200%以上
日経によって、マーケティングやコンサルティング、データ分析関連の職種における求人数の伸び率を調査したデータが公開されています。
調査によれば、Web・デジタルマーケティングの求人数が240%伸びたと報告されています。

出典:日経クロストレンド「2017年4~6月から19年4~6月までの求人数の伸び」
グラフで分かるように、Web・デジタルマーケティングの求人数は増加しており、マーケタの需要が高いことが伺えます。
マーケターの人材確保は急務
企業のデジタルマーケティング上の課題を集めた調査レポートでは、人材不足であるという声が6割という実態も明らかになっています。

企業側が人材不足となっていて、求人数も増えている背景も踏まえれば、転職しやすい状況であることはお分かりいただけると思います。
Web・デジタルマーケターの年収相場は?
続いて、Web・デジタルマーケティングを行うマーケターの年収について解説していきましょう。
需要が伸びているマーケターの年収はどのくらいなのか気になるところです。
マーケターの平均年収は725万円
Webマーケティング、デジタルマーケティングを行うマーケターの平均年収は725万円と高いです。
次のグラフを見てみましょう。グラフの数字は平均年収を指しています。

出典:日経クロストレンド
グラフにあるように、Web・デジタルマーケティングの職種は725万円となっています。
データサイエンティストと同じ給与水準であり、他の職種よりも高いことが分かります。
日本全体の平均年収より高い
日本人の平均年収はおよそ445万円(2021年度)と言われています。

出典:BIZHINT
全体平均から見ても、マーケターが高年収であることがお分かりいただけると思います。
Web・デジタルマーケターが高年収なワケ
続いて、Web・デジタルマーケティングの職種が高年収になる理由について解説していきます。
原因は、圧倒的な人手不足
Web・デジタルマーケティングを行うマーケターが高年収になる理由は、人手不足が原因です。
次の調査結果調査をご覧ください。

出典:広告主・国内主要企業におけるデジタルマーケターの人口推計調査
グラフにあるように、国内のWeb・デジタルマーケターは推定2万人とされています。
日本国内の労働人口は約6800万人なので、Web・デジタルマーケターは日本に0.03%しかいない計算です。
つまり労働市場にとって圧倒的に少ない職種なのです。
それに対してマーケターの求人数は、約7万~10万件程度と推定されます。(当社独自調べ)
需要と供給が追いついていないため給料が高騰
Web・デジタルマーケター約2万人に対して求人数が10万とすると、求人倍率は5倍です。
求人倍率が5倍ということは、Web・デジタルマーケター1人に対して求人数が5つある状態ということです。
そのため企業は高い給料を提示しないと採用できないので、結果的に高年収になるというわけです。
Web・デジタルマーケターに求められるスキルセット

Web・デジタルマーケターとしてキャリアを築き、高い報酬を得るためには、職種として求められるスキルを身につける必要があります。
マーケターにはどんなスキルが求められているのか?
これについては、Webマーケターとデジタルマーケターとで仕事内容が変わるため、次の記事を参考にしてみると良いでしょう。
参考記事:デジタルマーケターの仕事内容、必要なスキル、年収を徹底解説
参考記事:Webマーケターの仕事内容、必要なスキル、年収を徹底解説
年収はスキルセットだけでは決まらない
スキルセットがあるからと言って高年収になるわけではありません。
高年収を狙うなら、実務スキル以外の資質も求められます。
高年収になるWeb・デジタルマーケターの資質は次の通り。
・最新のテクノロジーやトレンドを素早くキャッチし、理解する力がある
・最新のテクノロジーを理解するため、スキル不足を補い、高められる
・事業が抱える課題を発見し、解決策となる企画や戦略を立案し、実行できる
こういった資質を持つ人材は、主体性を持って仕事に取り組むができるため、どこの企業でも需要があり、年収が上がりやすい傾向にあります。
今自分に足りないものは何か、キャリアを考えていく際の参考にしてみてください。
なお転職を考えている方はこちらの記事をどうぞ
転職面接で役立つノウハウについてはこちらの記事を参考にしてみてください。